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『きのう何食べた?』はダンナごはんのバイブルである。

村上春樹的スパゲッティな世界に憧れてひとり暮らしの料理をするようになったものの、パスタ、丼モノなどしか作れなかったのが、今では冷蔵庫の余りものを繰り回せるようになり、そこに喜びを感じるようになったのは、ひとえに『きのう何食べた?』のおかげです。

※しかしながら、ある程度料理が出来るようになってから、ふと村上春樹の小説の描写を思い出すと、ちゃんと細々とした(白飯のおかずにもなりそうな)酒の肴をつくるシーンもあります。(当時は気付かなかったのです)

『きのう何食べた?』については、もう読んでいただくのが早いので、(まだ8巻までしか出ていないので)ぜひ全巻大人買いしていただきたいのですが、簡単にご紹介をば。

設定は、弁護士(主に作る人)と美容師(主に食べる人)のゲイカップルの話し。

(もちろん)きちんとストーリーがあるのですが、その中に出てくる料理シーンがとても気が利いていて、そのままその通りに作れば美味しくできてしまう!という、いままでの料理漫画にはありそうでなかった作品だと思います。
(また、充実した料理シーンの中に、センシティブな内容をさらっと描写しているのもこの作品の面白味であり“出汁の利いたコク”になっているのではないでしょうか。)

さて、その料理シーンですが、個々のメニューのレシピや手順だけでなく、定食(メインのおかず、副菜2品程度、汁もの、ご飯)全体をどう捌くか、つまり、何から作り始めて、どのタイミングで何をしておくか、といったことが描写されている

ので、レシピだけでは得難い、生き生きとした情報が、生活臭いほどに伝わってきます。
※「ダンナごはん」でも、そういった観点の情報をお届けできれば、と思ってます。

・・・ということで、『きのう何食べた?』を読めば、一汁三菜の定食を作ることへの心理的ハードルが下がること、間違いなし!オススメです。