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ポークビンダルーとその顛末

今回はカレー自作しましたので、そのご紹介。
ルーは使ってませんので難しい部類には入るのかもしれませんがご容赦を。

うちの相方が数年前に北千住に住んでまして、リフォームの時には仮住まいとして通ってた時期もあったんですけども、あそこは酒飲みには天国です、ほんと。東京の西側と比べて物価安いし!

そんな北千住ですけども、その中でも名店なのが、高橋秀之さんがやってる「ボケロン」というシェリーがメインのビストロ。「ノヴェッロ」など他にも数店経営されてるお店も素晴らしく、家が遠ざかってしまったのが残念なのではありますが、そのボケロンのランチに出している「カリーライス 山」のポークビンダルーっていうカレーがすげえ美味いらしい、そして、僕が求めているザラッとしたカレーらしい、という噂を聞きつけまして今回食べに行ったのでございます。

それがこちら!

ポークビンダルー_山

 

確かに!スパイスがザラッとしてて美味しい!

ちなみにポークビンダルーとはインド・ゴアの郷土料理でして、その昔、ポルトガルの植民地だったため、ポルトガルの煮込料理をベースにインドでは珍しい豚肉を使いつつ、ワインビネガーで仕上げるというちょっと独特なカレーでございます。ボケロンがスペイン料理がメインなのでその辺もふまえてランチにポークビンダルーということなんでしょうかね?

スパイスがザラッとしているため、どんなスパイスが入っているか?大体予想ができた点が良かったのと、これまでカレーを作るときはホールのスパイスと、パウダーのスパイスを使っていたんですが、これを食べて「ホールのスパイスをミルで挽いたらこんな感じになるかも」ということを思いついたのが最も発見でございました。
確かに本とかでは「すり鉢でする」とかはあるんだけど、そんなの持ってないなーって思ってて、なぜかミルを思いつかなかったんですが、改めてミルで試す価値あるな、と思った次第。

という訳で1週間後にトライ!

レシピ写真は撮ってないのですが、豚肉は小さく切ったバラ肉300gを使用。
スパイスはメインとしてクローブ10粒、クミン大さじ1杯、コリアンダー大さじ1杯、ターメリック大さじ1杯、唐辛子粉1/3カップを使用。パウダースパイスも上記のものを多少調整で入れました。あとはタマネギのみじん切りを1個分、ショウガみじん切りを80g、ニンニクすりおろしを40g、ホールトマトを1/2缶、赤ワインビネガー50cc入れております。

美味しかったんですが、結果としてはこれにシナモン入れるべきでしたね。あとカルダモン。後日判明(後半参照)したのですが正式な味としてもシナモン率は高いみたい。

作り方は、まずはタマネギのみじん切りを炒めます。
うちではフードプロセッサーで細かくしてから、冷凍後茶色になるまで炒めています。そうすると炒め時間が大幅短縮!一度に4個分ぐらいを一気に作って、小分けに冷凍しております。

次にスパイスをまとめてミルにいれてガーッと挽いてしまいます。
で、それをたっぷりめの油でフライパンでゆっくり炒めて香りが出てきたら、ショウガとニンニクのすりおろし、タマネギを炒めたのをを入れて、さらに香りを出したら、肉を投入。
ホールトマトと水、酢を入れたらコトコト1時間。塩で味を整えたら完成です。
それがこちら!

ポークビンダルー1

わーい!ザラッとしてて美味しい!
(例のごとく、結構、唐辛子入っているので辛いよ!)
でも、シナモン入ってたらもっと好きな味になりそう!

ちなみに、カレーってスパイス難しそうですけども、いくつか作ってみて個人的に思ったのはクミンとコリアンダーとショウガが入ってればだいたいカレー。印象としては唐辛子、ターメリックも「辛くて黄色い」カレーのイメージのためには必要なんでしょうけども、マストじゃないなと思ってます。あとはそこからのバリエーション。ま、こんなことを東京カリ〜番長に言ったら1分で論破されそうですけどもね。

ってなことを考えていたら、なぜか偶然にも1週間後に東京カリ〜番長の奥様(これまた高橋さん:旧姓だけど)にお呼ばれしまして(ほぼケータリングのために呼ばれた?)。
奥様主催だったんで、カレーはなかったんですけども、夜に東京カリ〜番長の水野さんが帰ってきてポークビンダルー作りましたよ!っていうお話をさせていただきました!
なんという巡り合わせ。

そうしたら出てきたのがコレ!

ポークビンダルー本
水野さん編集のポークビンダルーだけのレシピ本!
いやー、ほんと想像の斜め上をいってますね、このお方。

ちなみに1Pめには

「”ポークビンダルー”について、
     いま、私たちが取り組めるすべてのこと。」

って書いてありますから、、、。

都内有名インド料理屋さん9人によるポークビンダルーだけのレシピ本で、9人のスパイス使用別にマトリクス化されてて極めて俺得なのでございます。でも僕以外のニーズを知りたいのですが?

いやー、この日本で、いや、徒歩10分以内にこんなにポークビンダルーについて思いを馳せている人がいたなんて。あらためて突き詰めるって素晴らしいってポークビンダルーから学びましたよ、っていうのが今回の顛末でございます。というわけで、また次回。